越境銀行という新たな試み - Zolve -

一般(general)
2021-11-15 17:48

国内での信用情報を海外でも使えるようにしようという試みがインド発のスタートアップZolveによって進められています。

生後2か月のZolveがAccelとLightspeedが主導するシード資金調達ラウンドで1500万ドルを調達に成功し、シームレスなグローバル金融ソリューションの確立を目指していくようです。

Tens of thousands of students and professionals move out of India each year to pursue higher education and for work. Even after spending months in a new country, they struggle to get a credit card from local banks, and end up paying a premium to access a range of other financial services.(毎年、何万人もの学生や専門家が高等教育や仕事のためにインドを離れています。新しい国で何ヶ月も過ごした後でも、地元の銀行からクレジットカードを取得するのに苦労し、他のさまざまな金融サービスにアクセスするためにプレミアムを支払うことになります。)

ユーザーはZolveにアカウントを作ることで、まるで国際銀行にアクセスするかのように様々な金融商品へとアクセスすることが可能になるとのこと。海外移住や留学などにおいて、新たに現地のクレジットスコアを積み上げなくてはならないといった手間がかかっていたところに目をつけた形です。

現在のところはインドとアメリカでサービス提供ということのようですが、もしかしたら今後日本にもサービスとして入ってくるかもしれません。

為替などの色々な問題を解決できれば、もしかしたらブロックチェーンによる仮想通貨よりも現実的な手段になりうるのではとも思います。また、Shopifyにしろ、 Zolveにしろ、越境系のサービスが海外では注目されていますので、今後も様々な形での越境サービスが出てくるのではないでしょうか。

参考URL: https://techcrunch.com/2021/02/16/zolve-raises-15-million-for-its-cross-border-neobank-aimed-at-global-citizens/

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