チームビルディングのポイント(非IT企業のためのWEB開発)

WEB開発(Web development)
2021-02-21 1:47


チームビルディングとは


チームビルディングとは「組織内のメンバーのモチベーションや能力、役割を管理して、共通の目標に向かって活動するための組織を作りあげていく活動のこと」を指します。

1. 目標 

2. メンバー個々の能力

3. 役割

4. モチベーション

5. メンバー同士の関係性

実際には上記の5つの要素からアプローチしていくことが多いと思われます。チームビルディングについて詳しく解説し始めると本一冊ではすまないようなボリュームになってしまうため、ここでは非IT企業が開発チームを作る上での指針になるポイントに絞って解説したいと思います。もし、チームビルディング自体についてさらに詳しく知りたいという方は、以下のサイトがよくまとまっていますので、参考にしていただければと思います。


チームビルディングとは? 研修やワークショップを効果的に導入する方法や事例を解説!


チーム作りがうまくいかない理由


スタートアップは常に人手不足


まず、チームビルディングの話をする際、どれだけの人数をマネジメントするのかという話があります。大企業の部署内チームであれば、衝突するくらいのメンバーがいたり、役割分担が可能な状況であったりすることが多いです。しかし、スタートアップはその逆で常に人手不足。役割についても、一人が何個もこなしているというのが通常です。そのような中で理論通りに当てはめていこうとすると、どうしても無理が生じてしまうことになります。

ですので、理論に感sにては実際には使えるところだけ取り入れて、現時点で使えないところは必要に応じて後日取り入れるという柔軟さがもっとも重要と言えます。また、ITの現場だと、人員を補充したくても採用できないということもあります。その場合、そもそもチームを作ることが困難であることもあります。そのため、実際には足りない分の人員を外注で調達するケースも多くあります。特に非IT企業の場合は、担当者をは何人か用意し、実際の作業等は他社に任せてしまうといったことが幅広く行われています。


従来のやり方のほうが楽


これまで個々人で考えながらやってきた組織にとって、改めてチームビルディングという話になるとめんどくさかったり、逆に仕事が増えてしまったりして効率が落ちてしまうことがあります。

これについては学習コストという考え方で捉えると何が起こっているのかが把握しやすいように思います。

学習コストとは、ある物事を学び実践できるようになるまでにかかる時間や労力のことを指します。このコストが低ければ低いほど導入が容易であり、高ければ高いほど十分に活用できるようになるまでに時間がかかることになります。

また、ある手法やツールを活用できるようになるまでの間は「効率が落ちてしまう」という点も忘れてはいけません。ですので、「業務で逼迫している中で新たにチームビルディングの手法を取り入れよう」なんてことをやってしまうとメンバーが疲弊してしまい、プロジェクトが炎上してしまうなんてことにもなりかねません。

さて、ここで思い返してみてください。

新たなことを導入しようとした時、反対する方々の意見はどういったものが多いでしょうか?

「これまで通りのほうがやりやすかった」

「こんなの覚えられない」

「仕事が逆に増えて大変だ」

こういった声なのではないでしょうか?

実はこれ、全て学習コストの話をしているのです。

学習コストは個々人のすでにある知識量や経験等によっても変わってくるため、人によってコストが低かったり、高かったりします。そのため、人によっては手軽に思えて導入に積極的になったり、逆に消極的になったりといったことが起こります。ちなみにですが、「若者はIT導入に積極的だが、ベテランはそうではない」というのはこの典型的なパターンのことが多くあります。

そして、これはチームビルディングに限らずどんな手法やツールにも言えることですので、覚えておくと良いでしょう。


任せられる人間がいない


チームビルディングの必要性を感じているけれど、そもそも組織内にリーダーとしてチームの運営を任せられる人間がいないということもよくあります。

これについては以下の方法が考えられるように思います。

1. 新たに採用する

2. 外部の人間に依頼する

3. メンバーを教育する

費用面を考えれば、3がもっとも手軽だと思います。即効性を考えれば、2が一番良いでしょう。

会社の適応力や能力の向上を考えれば、1が一番良いと思います。

ただ、実際には様々な要素を鑑みながらこれらのうちの一つ、もしくは組み合わせたやり方を実施していくことになるかと思います。

ちなみに、1と3に関しては「育てた人材がやめてしまう」という人材流出のリスクがあります。そのため、一番安定してるように見えて、蓋を開けてみれば実はそうではなかったという可能性があります。


解決方法


まずは簡単なことからはじめてみる


これはどんなことでもそうですが、いきなり大改革みたいなことをすると結構な学習コストが発生し、大幅に効率が落ちてしまいます。ですので、まずはチームビルディングの中で導入しやすい部分を、試しに導入してみるのが良いかと思います。

例えば、

1. 目標を立ててみる

2. 担当者を決める

3. 会社でランチ会を作る

4. 勉強会を実施する

などなど。

その際、効果や実施状況を測定できると良いので、目標は具体的な数値を入れるとか、勉強会の実施回数を記録するとか、そういったことも合わせてやるといいかと思います。

そうやって徐々に経験や知識を蓄積していき、徐々に本格的なチームを構築していくというのが良いと思います。


チームを作ることだけが解決策ではない


何かを始める際、必ずしもチームを作らなくてはいけないわけではありません。

担当者だけを置いて、あとは外部に任せてしまうという方法もあります。

この場合のメリットは外部のノウハウをすぐに活用できたり、費用を変動費として管理できるというものがあります。自社で採用を伴うチームを作ってしまうと、費用が固定費となってしまいますし、すぐにノウハウが蓄積するわけではないので効果が出るのに時間がかかってしまいます。

また、本業が別にある非IT企業の場合は、本業に集中するために開発は外部に投げてしまい、実際の運用や営業等に集中するほうがリソースを有効活用できますし、本業に集中できると思います。

弊社では月額制での開発サービスを提供しています。

ニーズに合わせたWEBシステムやアプリを、国内外の適切な人材を組み合わせることで効率的に制作することが可能です。

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